2021年02月17日
薬剤師は人や世の中のために役立ち、求められている職業です。病気から回復した人から感謝されることがあるほか、様々なところで必要とされています。すぐに誰でも就ける仕事ではなく、なるためには資格が必要です。
薬剤師は病気を治療したり、健康を維持させたりするための薬を取り扱う職業です。具体的な仕事の内容は、それぞれの勤務先によって違いがあります。しかし中には病院や薬局などで、薬を必要としている患者と直接接しながら仕事をしている人も少なくありません。
そのような職場では病気の治療のために薬を服用していた患者が回復したときや、薬の服用について相談されたときには感謝されることも多くあります。人の役に立っていることが分かりやすいので、やりがいを感じることができる仕事です。
とはいえ患者と直接接する病院や薬局だけでなく、薬の研究や開発も人や社会の役に立ち感謝されています。社会の健康に関する問題に対応し、人々の健康増進に寄与する大切な仕事です。
勤務先としては、薬局が一般によく知られています。調剤薬局では処方箋に基づいて薬を調剤したり、服薬指導をしたりするのが薬局での主な仕事です。また多くの人にとって身近なところにある、ドラッグストアで働いている人も少なくありません。
さらに病院内が職場となっていることもあり、院内で調剤業務や医薬品の管理、服薬指導などをしています。これらの他には、製薬会社で働いていることもあります。薬の開発に携わったり、医薬品が適正に使用されるように病院を訪問して情報提供したりするのが特徴です。
さらに行政機関で働いている人もいます。薬局や病院などの良く知られたところ以外でも、薬剤師は社会の様々なところで活躍しているのです。
薬の専門家になるには、免許を取得する必要があります。免許を取得するには、まず大学の薬学部に通い6年間の養成課程を修了しなくてはなりません。これによって、まず国家試験の受験資格が得られます。国家試験は毎年1回おこなわれていますが合格率はその年によって違いがあり、大体60パーセントから80パーセントです。
この試験に合格して申請をすると、免許が与えられることになります。この仕事に就くには、6年という長い期間をかけて学び、さらに試験を受けて国家資格を取得する必要があります。
思い立ったときに誰でもすぐになれるという仕事ではないので、計画的に目指す必要があるといえるでしょう。