森下の万能薬剤師の転職リポート

2025年07月01日

面接では採用担当者が知りたいことを理解する

新卒者でも転職希望者でも、採用を勝ち取るために越えなければいけないのが面接です。対策として、想定問答を頭に入れて臨む人も多いです。しかし、例文を暗記するだけでは好印象を与えるのは難しいです。質問者は、薬剤師として必要な能力や可能性が備わっていることを確認するために質問します。それを理解すれば、面接の際に注意するべきポイントが見えてきます。

同僚との連携や患者との交流に必要になる能力

薬剤師の業務の中には、同僚との連携が不可欠になるものが多く含まれています。同僚と上手く連携できなければ、業務の効率が悪くなり、他のスタッフに迷惑をかけることになります。また、患者さんとの円滑な交流も重要になる仕事です。

患者さんから症状を聞き取ったり、医薬品の説明をしたりする能力が求められます。同僚や患者さんと良好な関係を築くために必要になるのがコミュニケーション能力です。面接でもコミュニケーション能力が備わっているのかどうかを確認しています。

一方的に話し続けたのでは、内容が良くてもコミュニケーション能力という観点では良い点数をもらうことはできません。質問者と会話のキャッチボールをする意識をもって、テンポよく答えることが大切になります。

最低限のビジネスマナーは新卒者でも必要

薬剤師のような専門職でも、社会人としてのビジネスマナーを要求される点は一般的な職業と変わりません。業務において患者さんや同僚など、いろんな人と関わりをもつことになる仕事なので、重視される能力の一つです。

ビジネスマナーといっても、何も特別なことはありません。大人として当然のことを正しくできることが求められるだけです。大きな声での挨拶や、時間厳守などが重要になります。言葉遣いや身振り手振りも、気を付けておいた方がいいことに含まれます。

クラブ活動やアルバイトを一生懸命やったことがある人なら、気にする必要はない程度です。自信がない人は、面接を受ける前に書籍やインターネット動画などを確認して、基本的なことを頭に入れておく必要があります。

仕事に対して前向きな気持ちを持っていることも大事

仕事に対して前向きであることの確認は、志望動機で行うことが多いですが、面接での印象も重要になります。身だしなみや姿勢が与える印象は決して小さくありません。返答する際に、質問者の目を見て答えているかどうかも重要です。

話す際の声の大きさやテンポが、仕事に対する姿勢を推し量る材料になる場合もあります。元気にハキハキとテンポ良く答えるだけでも、意欲のある人だという評価に繋がることがあります。

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